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個人的なことを書きます、個人的なことが政治的なことかどうかについてはわかりません

同時に二つの相反する価値観を持つなんて無理でしょ

稲田なんとか防衛大臣が外国の大臣と一緒の場で全員が女性だったから、「私たちみんなグッド・ルッキングね」と言ったことが、外国で顰蹙を買ったと日本で顰蹙を買っているらしい。大臣という公の場に美という私的な価値観を入れることがナンセンスだというのもあるが、男性の政治家は美醜をどうこう言われることはほとんどない(ネットとかでわちゃわちゃ言われることはあるけど)のに女性は…というのが女性を「女性的な」価値観に押し込もうとするとして問題になっていることもあって、稲田なんとか防衛大臣の発言はちょっとズレてるんじゃないの?差別を解消していかなければいけない女性の政治家である人間がそんなことを言うなんて…とか他にもいろんな批判があると思う。

 

でもまぁ少なくとも日本のいろんな場では今でもそういうことを言うのが「機転の効いた」「うまい」言い回しとされていて、それが差別的だというのは本当にその通りだし、どうにかしなきゃいけないと思うんだけど、稲田さんはそういう環境で育って、そういう環境のなかで自分をなんとか大きくしないといけなくて、そしてそういうことを言うタイミングやらなんやらを学んできたわけで。

 

だから、稲田さん本人は方向性はめっちゃ間違ってるけど、まぁ頑張った結果、空回りしたんだろうな…というのは、そういう環境で育った人間としてはものすごくわかる。そういう環境で育つと、努力することが裏目にでるし、努力することが批判される結果を招く。どのように努力するかでかなり結果は変わってくるのに、どのように努力すればいいかなんてのは誰も教えてくれない。

 

正直、稲田さんがこれで叩かれるの、めっちゃかわいそうだな〜って思う。稲田さんの環境でまぁ政治家になって日本をどうにかしようと頑張ろうと思ったらああいう方向に走るのはしょうがないことだし、そういう価値観をどうにかしようと思ったら、稲田さんは日本国内のそういう環境ではそういうことを言いながら、外国でも通用するような「うまい」かつ配慮が行き届いたことを言わなきゃいけないわけで、それはめちゃくちゃ難しいと思う。まぁそれをするのが政治家の役目なのはわかるけど、まぁなかなか常人にはきついでしょ…。

 

自分がそういう環境やら発言やら価値観やらを批判する学問を勉強していることもあって、自分がだんだんと社会の「マズい」部分に敏感になっていくのを感じるなかで、でもいつかはきっと社会に適応しなきゃいけないし、いまの学問の場においても結構、相反する価値観がバトルしてたりするっぽいんだけど、自分は社会の「マズい」部分に無批判にコミットする力も必要になっていくんだろうな〜と考えていて、そんな時にこういうニュースを見るのはすごく精神衛生上よくない。マルチタスク(?)ができる人は、うまく両者の価値観を使い「分け」ることができるのかもしれないけど、自分はそんなことできないから、どうか価値観がひとつになって、できれば明確な指針として文書化されることを(個人的に)祈ります。共謀罪とかもいろいろ話題だけど、無理やり押し通して反体制側を武力で鎮圧だー!とかやっても思想の部分は変わらないだろうし、結構これからもバトルが続きそうな気がするから、カリスマ的なリーダーが現れて全員を洗脳してほしい。それか全員の価値観がひとつになる薬をください。多様性がないと人生はつまらないとか言うけど多様性があってよかった例なんてあるか?多様性がないとイノベーションが起きないというけど多様性がなければイノベーションなんて起きる必要がないんだよな………